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源関神社

一間社流造りの本殿をもつ神社

源関(げんせき)神社は松代町豊栄にある神社です。本殿は覆屋の中にあり建物の形式は一間社流造り。屋根は板葺きで母屋は丸柱、向拝の柱は面取の角柱が用いられており、母屋の柱上に舟肘木を妻飾りは豕扠首(いのこさす)で正面に幣軸付板扉をつけ、三方を板壁として切目縁を廻しています。

屋根に珍しい花文がある

向拝は大面取角柱で木鼻付頭貫(かしらぬき)を通しています。母屋柱と向拝柱を繋虹梁で結び正面に三段の木階をつけています。屋根は補修されていますが、舟肘木等の形が古様で頭貫の木鼻にある花文の飾りは珍しいものです。

本殿とあわせて指定建造物に指定された棟札

本殿とあわせて棟札も長野市指定建造物に指定されています。棟札は1枚で、応永12(1405)年に関屋市兵衛が本願主となり大工田中新左衛門以下の人名が書き連ねてあり建立の趣旨を明らかにしています。棟札の大きさは長さ1.06m、上幅17.2cmあります。

基本情報

源関神社

住所 〒381-1222 長野県長野市松代町428