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竹原笹塚古墳

古墳時代後期に造営されたと考えられる古墳

竹原笹塚古墳は百済の公州所在の古墳中に相似の構造を持つものがあるため朝鮮との関係が考察され、造営は古墳時代後期の6世紀半ば頃のものと考えられている古墳です。墳丘は積石塚円墳でやや原形を変えており、横口式石室の羨道部を南方に開口しています。

善光寺平周辺の屋根形天井がある石室古墳で最大

石室の大部分は破壊されていますが、当地特有の屋根形天井のある合掌形です。屋根形天井のある石室古墳は善光寺平周辺に三十余基を数えますが、当古墳の石室は規模が最も大きく整っています。

玄室の基部は長方形の竪穴を設けている

玄室の基部は平らな面を内に向けて高さの同じ大石で四方を囲み、長方形の竪穴を設けています。基部上に長さ1.5m、幅1.7m~1mの平石3枚ずつを中央に傾けて立て、石室中軸線の上方で組合わせて屋根形を造られており羨道部も同様の構造となっています。

基本情報

竹原笹塚古墳

住所 〒381-1221 長野県長野市松代町572