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望岳賦 象山神社内

佐久間象山の作品

望岳賦(ぼうがくふ)は天保12(1841)年の夏、佐久間象山が31歳の時の作といわれています。象山は松代町の出身で、江戸時代末期の思想家です。門人には勝海舟や吉田松陰など。象山神社の隣に生家があり、地元では現在でも「象山(ぞうざん)先生」と呼ばれ親しまれています。

桜賦と並ぶ名作

富士山の気高く優美な姿を讃えて、自分の理想と抱負をこれに寄せた韻文です。弟子の吉田松陰に密航を教唆した疑いで蟄居させられていた時の作である「桜賦(さくらのふ)」と並び称される名作です。

神社創立35周年の日に再建された

望岳賦の碑は明治23(1890)年に佐久間象山と義兄弟の誼を結んだ村上政信が、象山直筆の書を碑文に彫りその邸内に建てたもの。その後行方不明となりましたが、東京杉並高円寺の修道院内にあることが判明し、昭和48(1973)年神社創立35周年祭の日に再建されました。

基本情報

望岳賦 象山神社内

住所 〒381-1231 長野県長野市松代町1528