七年に一度の御開帳 善光寺御開帳

善光寺御開帳2022~善光寺と松代を結ぶ縁~

2022年は7年に1度の善光寺御開帳の年。
3月27日の松代町から善光寺への寄進奉納行列や
4月1日の回向柱建立式など、
善光寺と松代町には
古くからの縁を繋ぐ貴重な行事が
今も絶えることなく続いています。

善光寺御開帳とは

善光寺

善光寺について

善光寺(ぜんこうじ)は、日本有数の古刹にして日本唯一の無宗派のお寺です。約1,400年の歴史を持ち、源頼朝や武田信玄、豊臣秀吉などからも篤い信仰を受けていました。御本尊である「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏とされ、現在は誰も本物を目にすることはできません。

回向柱

七年に一度の善光寺前立本尊
御開帳

善光寺前⽴本尊御開帳は七年に一度、絶対秘仏の御本尊「一光三尊阿弥陀如来像」と同じ姿をした前立本尊を公開する盛儀です。阿弥陀如来の右手から金糸がつながれ、五色の糸にかわり、白い「善の綱」として本堂前の回向柱に結ばれます。御開帳期間中はさまざまな行事が営まれます。

回向柱に触れる人たち

回向柱(えこうばしら)に触れ、
如来さまとのありがたい結縁

回向柱(えこうばしら)は、善光寺前立本尊御開帳の際に本堂前に建てられる角塔婆です。回向柱のどこか一面に触れることは前立本尊に触れるのと同じであるとされ、前立本尊との結縁が叶うといわれています。回向柱は徳川幕府の時代より、松代藩から寄進されてきました。

松代から寄進される回向柱について

善光寺と松代を結ぶ縁

回向柱の奉納は、江戸時代から約300年続く習わしで、代々旧松代藩内から寄進しています。宝永4年(1707年)に現在の本堂が再建された際、松代藩が幕府から普請の監督を任されたご縁によるものです。現在は御開帳の度に回向柱寄進建立会が結成され、寄進する木を選定します。

回向柱が善光寺に奉納されるまで

斧入れ式
#01
令和3年9月5日(日)

斧入れ式

御開帳に向け、まずは本堂前に建立される「回向柱」に使うクマスギの「斧(おの)入れ式」が行われます。「回向柱」に選ばれたのは須坂市の民有林に立つ樹齢約150年の杉。高さ30m幹回り2mの大木です。松代町の住民たちが見守る中、幹に斧が入れられました。

善光寺回向柱寄進前日祭
#02
令和4年3月26日(土)

善光寺回向柱寄進前日祭

回向柱寄進奉納行列では松代町内でお披露目できる時間が少ないことから設けられた前日祭。「回向柱使用木の離材を使った記念木」を松代の地に建立する除幕式を行います。特設ステージイベントや餅つきなどのイベントも開催されます。

善光寺回向柱寄進
#03
令和4年3月27日(日)

善光寺回向柱寄進

松代町より善光寺に寄進するため、回向柱を曳く寄進奉納行列が編成されます。行列は善光寺木遣りや武者行列、お姫様、お殿さま(真田家当主)など。柱を曳く者たちは「善男善女」と呼ばれています。昔は善光寺まで1日がかりでしたが、現在は道中の一部を曳く形に変わりました。

回向柱建立式
#04
令和4年4月1日(金)

回向柱建立式

善光寺に寄進された回向柱が本堂前に建立される回向柱建立式。職人たちが江戸時代の本堂再建にも使われたという古式の工法を用いて人力で立ち上げていきます。回向柱は開眼法要の際に、本堂内の前立本尊と「善の綱」でつながります。

しあわせのおすそわけ

しあわせのおすそわけ

松代町の商店では、善光寺御開帳の期間中(令和4年4月3日〜6月29日)に、お買い物をしていただきますと、回向柱の離材「しあわせのおすそわけ」をプレゼントしております。
条件につきましては、各店舗で御確認ください。なお、数に限りがありますので、お早めにご来店ください。
※信州松代観光協会では取り扱っておりません。

松代町の商店では、善光寺御開帳の期間中(令和4年4月3日〜6月29日)に、お買い物をしていただきますと、回向柱の離材「しあわせのおすそわけ」をプレゼントしております。
条件につきましては、各店舗で御確認ください。なお、数に限りがありますので、お早めにご来店ください。
※信州松代観光協会では取り扱っておりません。

松代町へのアクセス

写真提供:善光寺