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真田信重霊屋

信重公夫妻の位牌を安置した霊屋

西楽寺は浄土宗に属し天正2(1574)年西条氏の開基で、松代藩初代藩主真田信之の三男隼人正信重(3万石)の帰依寺でした。信重は慶安元(1648)年武蔵国鴻巣で病死し遺骸は同地の勝願寺に葬りましたが、生前の関係により松代に霊屋を建立し信重夫妻の位牌を安置しました。

内外陣境の中備に45度方向に肘木が出た組物は日本に他に例がない

霊屋内部の内陣は格天井で奥に禅宗様仏壇をおき阿弥陀像及び信重夫妻の位牌があります。内外共漆塗、極彩色を施しており今は上部のみ残っています。内外陣境の構造は日本では他に例がなく、全体として古風で細部の手法が洗練されており、近畿地方工匠によるものと思われます。

基本情報

真田信重霊屋

住所 〒381-1232 長野県長野市松代町